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活動報告

2017年 新年のご挨拶

2017/01/04   本部

 2017年新年あけましておめでとうございます。

 組合員の皆さま、ご家族の皆さま、退職者の会会員の皆さまにおかれましてはお健やかに幸多き新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 本年におきましても皆さまに益々ご繁栄がございますよう心よりお祈り申し上げます。
 
 年頭にあたり、全印刷組織内の課題について2点触れておきたいと思います。

 1点目は「組織運動」です。日本の労働組合の組織率は低下しています。1994年をピークに17.4%となっています。また、非正規雇用者数は15.3%から40.5%に増大しています。2014年に年収200万円以下の労働者は1139万人(全労働者の約24%)と増え続けています。更に、いわゆる「ブラック企業」と呼ばれるような企業も増えています。

 全印刷は、まずは組織の足元をしっかり固めていかなくてはなりませんが、連合に結集し、社会的に弱い立場にある労働者を支援するため運動の領域を広げていくという社会的責任があります。 全印刷は、本年4月1日に結成70年を迎えます。我々はこの先にも「組合員ありき」の全印刷運動を進め「組合員の生活基盤の安定」と「雇用確保」「労働条件確保」の取り組みを全力で取り組んでいく決意です。

 2点目は、前回の改刷から12年が経過し、将来の改刷に向けて労働組合として労働条件改善や働き方など、更には現行製造体制上の課題などの課題を顕在化させてその改善を図っていくことです。特に、製造体制上の課題は、独立行政法人に移行後、固定的経費削減に努める余り、製造設備以外のインフラ整備が遅れていること、そして、最も仕組みとして機能させなくてはならないのは、「人財育成」「技術・技能の伝承」であり、それは喫緊の課題といえます。将来の改刷を見据えて、今ある課題を明確にさせ、それらについて包括的かつ丁寧に職場点検作業を行い、労働組合としての政策をまとめあげ、当局に要求し改善を図っていくこととしています。そして、改刷がいかなる時期にあっても、速やかに対応できる製造体制を構築していくことが肝要です。

 最後になりますが、本年、全印刷は結成70周年を迎えます。このことは、諸先輩方々をはじめ組合員皆さまの全印刷運動に対するご理解・ご協力の賜物と深く感謝致しております。

 今後も本部、各支部は組合員との対話活動を継続して、顔の見える運動を実践し、次世代を担う人財育成に取り組み、記念すべき結成70年の年を組織のさらなる飛躍の年へとしてまいります。

 本年も組合員、家族、退職者の会会員の皆さまのご理解、ご協力をお願いし新年のご挨拶とさせて頂きます。
 
全印刷局労働組合
中央執行委員長 梅原 貴司
 
 
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