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退職者の会 会長挨拶

全印刷局退職者の会は、1972年、昭和47年の9月に全印刷局労働組合はじめ、多くの皆様方のお力添えをいただき、その産声を上げました。

そして、2022年、結成50周年の記念すべき総会を迎えることができました。結成当時は、果たして何年もつものかと見られ、多くの方々がいろいろと手助けし、まさに現職のみなさんの運動として退職者の会の運動を見てこられました。その当時は印刷局を退職するとすぐに退職者の会に加入し局全体で2,800人もの会員を擁する組織にまで発展しました。その後、現役世代における組合員の減少や、また退職者を巡る制度の変更などもあって現在では全体で600人のラインが維持できるかどうか、という組織の実態に置かれています。

こうした状況をどう打開していくのか、そのために私はこれまで以上に全印刷各支部の皆さんの御協力によって、一歩でも二歩でも前に進めようということしかないのではないかと考えております。

最近よく耳にすることで、いわゆる老いの恐怖にどう立ち向かっていくか、そこに私は各支部における活動の大事さがあると思っております。今、世の中的には、かつての団塊の世代が後期高齢者の世代となり、ますます高齢化が進むことによって、高齢者に対する社会保障政策の後退は顕著です。それだけに、小さな輪としての各支部における退職者の会の活動は、より重要なものとなってきています。全印刷局退職者の会は、各支部退職者の会の創意ある活動に重きを起きながら、中央においては、日本退職者連合の活動にも、積極的に参加していくこととしております。

私たちは全印刷局労働組合のみなさんのお力添えを得ながら、日々情熱を傾けて会の活動を続けていきたいと思っています。どうか皆さまのご支援をよろしくお願いしたいと思います。

2022年10月 全印刷局退職者の会会長

片倉 利夫

退職者の会