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退職者の会 活動報告

退職者の会 新年ご挨拶

2020/02/10

令和の元号に改められその元年もあっという間に過ぎ、そして迎えた令和二年、月並みにあけましておめでとうございます。とまず申し上げさせていただきます。

例年、年が変わると、今年こそはと決意のような気持ちが湧いてくるのですが、それも年とともに段々と薄れていく様に思えてなりません。それだけ今日本を覆っている空気に重苦しさを感じているのは、恐らく私だけではないと思います。

現在、政権の座にある安倍政権はすでに7年が過ぎ歴代で最長を記録していますが、この間日本はどう変わったのか、いやどれだけ良くなったのかを改めて考えてみますと、残念ながら良い事は浮かんできません。

アベノミクスを掲げ、経済は、景気は良くなったのか、そうした数字は出てきておらず、忖度と改ざんと隠ぺいに満ちた実態だけが浮き彫りになってきます。それともう一つ挙げなければならない言葉に「格差」ということをいわなければなりません。男女間の格差、世代間の格差、貧富による格差、自国第一主義にみられる国家間の分断によってもたらされる格差等の様々な格差が挙げられますが、反面昨年の流行語大賞にもなった「one team」という言葉がありますが、言葉だけに終わらせることなく、〝格差〞を一つひとつ変えていく事になれば、と思わずにはいられません。

さて、ここまで年寄りの戯言を申し上げてきましたが、ここからは現実の日本の超高齢化社会の問題について触れなければと思っています。今日本の高齢化は急速に進んできており、2025 年には65歳以上が30%に迫るといわれ、加えて少子化による人手不足は深刻の度を深めています。

私たち全印刷局退職者の会は、今私たちを取り巻いている様々な現実を直視しながらも、まずは私たちの足場をどう固めていくかいに重点を置きながら、第一に会員の拡大をめざして取り組んでいく事としています。そして会員の皆さんにきちんとした情報を提供し、決して自分たちは一人ではないという事を訴えていきたいと思っています。

そのためには何をおいても現役世代の皆さんの力強いご支援をいただかなければと願っております。

今後とも退職者の会に対するご支援をお願いし、あわせて退職者の会会員の皆さんのこの一年のご安寧をお祈り申し上げまして、令和二年新年のあいさつとさせていただきます。

会長  片倉 利夫

 
退職者の会