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退職者の会 活動報告

退職者の会 新年ご挨拶

2021/01/12

 2021年の新年を迎え、全印刷組合員のみなさまそして退職者の会のみなさまに対しまして年頭のごあいさつを申し上げます。
 昨年は、まさに“コロナ”に翻弄された一年でした。感染のリスクを避けるということから人々の「自由」が極端に制限され、規制を余儀なくされました。どこへ出かけるにしても人々は皆マスク姿です。誰がいうまでもなく人が人を監視するような、そんな光景が見られ、人は自然とそれらの行為を容認し合いました。まさにそれは常識という名の分別が自然発生的に働いた結果生じたことでした。人はそれを秩序と呼び、美徳であるように振舞い、そしてこのようにして社会の営みは成り立ちますが、しかしそれは偽政者がどのような考え方に基づいて国を治めるかによります。残念ながら安倍政権の八年余にわたる政治を継承したとされる菅政権も安倍政権同様、いやそれ以上に国民目線とはかけ離れた施策を次々と打ち出し、新型コロナウイルス感染症拡大を食い止めようとしております。
 昨年末に73兆円に及ぶ“大型の経済対策”を打ち出し、それに引き続いて超大型の令和三年度予算を閣議決定しました。しかし、あれもこれも手を付けようとする政府の“泥縄式”の政策は決してうまくはいかないことはいうまでもありません。一旦立ち止まって、徹底的にコロナ対策を打ち出し、国民に対し安心感を与えることが先決である様に思うのは恐らく私一人ではないと思います。
 老い先短い年寄りの独り言とお受け止めいただき、今年は衆議院の解散・総選挙の年で恐らくオリンピック・パラリンピックの前後にはおこなわれます。
 退職者の会は、全印刷本部の指示・要請を受けて自らの命と暮らし向きが少しでも改善あることを願いつつ、微力ながら頑張っていきたいと思っております。
 皆さま方のご多幸をお祈りいたします。
全印刷局退職者の会
会長 片倉 利夫
退職者の会