退職者の会 新年ご挨拶
2022/01/28
皆さま明けましておめでとうございます。コロナ禍で3年目となる新年を迎えるわけですが、今年こそは平穏という言葉が、耳ざわりの良い言葉として受け止められる、そんな1年であって欲しいものだと願わざるを得ません。
昨年12月に「総評を語る夕べ」という会が催され、この会に参加させていただきました。当日はかつて総評を舞台に活躍されていた役・職員、総評を知る方々100人以上が集まり、総評OB 会(全印刷でいう退職者の会総会)がおこなわれました。その後、早稲田大学の社会科学総合学術院教授の篠田徹先生の講演で「いまSOHYOを考える―後輩や子供、孫やひ孫たちに生きる喜びを―」をテーマとして1989 年に総評がなくなってからの日本を問い、貧困や格差が拡大再生産され、働きづらさや、生きづらさが増したこの30年余を振り返り、この30年のなかで何を学びこれからの時代において何を変え芽生えさせていかなければならないかについて、かつての総評運動の集合体験を再解釈し、その意味を問い直すなかで、次世代、次々世代と共有する実験の試みが語られました。
私が先生の講演で注目した点は、若者世代の保守化傾向が語られるなか、様々な世論調査等においてもそれらの傾向が顕著であり、かつての総評運動を学ぶなかで、改めてその運動を問い直す行動が芽生えはじめているということです。
今年、私たち退職者の会は結成50年を迎えますが、色々な意味で大きな岐路に立たされていると思います。そうしたなかで大事なことは「組織をいかにして存続し、発展させるか」だと思います。全印刷本部はじめ支部のご協力を得て退職者の会として地道に歩みを進めていきたいと思っておりますので、今年もよろしくお願い申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
昨年12月に「総評を語る夕べ」という会が催され、この会に参加させていただきました。当日はかつて総評を舞台に活躍されていた役・職員、総評を知る方々100人以上が集まり、総評OB 会(全印刷でいう退職者の会総会)がおこなわれました。その後、早稲田大学の社会科学総合学術院教授の篠田徹先生の講演で「いまSOHYOを考える―後輩や子供、孫やひ孫たちに生きる喜びを―」をテーマとして1989 年に総評がなくなってからの日本を問い、貧困や格差が拡大再生産され、働きづらさや、生きづらさが増したこの30年余を振り返り、この30年のなかで何を学びこれからの時代において何を変え芽生えさせていかなければならないかについて、かつての総評運動の集合体験を再解釈し、その意味を問い直すなかで、次世代、次々世代と共有する実験の試みが語られました。
私が先生の講演で注目した点は、若者世代の保守化傾向が語られるなか、様々な世論調査等においてもそれらの傾向が顕著であり、かつての総評運動を学ぶなかで、改めてその運動を問い直す行動が芽生えはじめているということです。
今年、私たち退職者の会は結成50年を迎えますが、色々な意味で大きな岐路に立たされていると思います。そうしたなかで大事なことは「組織をいかにして存続し、発展させるか」だと思います。全印刷本部はじめ支部のご協力を得て退職者の会として地道に歩みを進めていきたいと思っておりますので、今年もよろしくお願い申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。