2025 年、令和7年の新年にあたり退職者の会会員とご家族の皆様にごあいさつを申し上げます。
2025 年の干支は乙巳（きのとみ）です。60年周期の干支のなかで42番目に位置し「努力を重ね物事を安定させていく」という意味合いを持つとされています。今年は、戦後80年、昭和のはじまりから100年目となります。未だ世界の各地で戦火が絶えません。昨年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協）が受賞し核兵器廃絶は世界の願いであるとアピールしました。唯一の被爆国日本は、核兵器禁止条約を批准していません。
私たち退職者の会会員は激動の昭和を生き抜いてきました。平和な日本は、平和な世界の実現に向けた行動を続けます。退職者の会は、今年で結成52年目を迎えますが、今、組織の存亡の危機に立たされています。この10年間で会員が約半数に減少し、600人を僅かに超える組織となりました。
会の活動を継続させてくためには、会員拡大の取り組みと、会の活動を通じて、親睦・交流を深め、全印刷本部の指導のもと「現退一致」の取り組みを進めます。そして、誰もがいきいきと安心して暮らせる社会の実現に向けて日本退職者連合とともに、様々な行動に取り組んでいきたいと思います。
今年は、参議院議員選挙の年です。昨年10月におこなわれた衆議院議員選挙では、与党を過半数割れに追い込みましたが、私たちは、自公に代わって政権を担い得るもう一つの政治勢力の結集を求めていきます。退職者の会は、政治の流れを変え、暮らしと命を守り、全ての国民が安心して暮らせる社会保障制度の改革を求め参議院選挙・自治体選挙において全印刷が推薦する候補者の必勝をめざし現退一致で取り組んでいくこととします。
会員の皆様のご健勝とご多幸を祈念しまして新年のあいさつといたします。